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製造業において統合認証(ID管理、SSO、多要素認証など)の導入を検討している方へ向け、外部協力会社との協業拡大に伴うセキュリティ強化や業務効率化の課題を解決するヒントをご紹介します。
近年、製造業において統合認証が必要とされている背景には、グローバル展開やクラウド活用の加速、外部人材との協業拡大があります。多様な環境にIDが分散し、管理が複雑化している状況です。分断されたIDやActive Directory環境を放置すると、DX推進の妨げとなるだけでなく、重大な情報漏洩や不正アクセスのリスクに直面する恐れがあります。
ランサムウェアなどのサイバー攻撃の脅威が高まる中、自社だけでなく、取引先を含めたサプライチェーン全体でのセキュリティ強化が強く求められています。そのため、複雑化したIDを一元管理し、適切なアクセス制御を行う統合認証システムの導入が重要となっているのです。
約30万人規模のユーザーを抱える製造業の企業では、属人的なID管理から脱却するため「Okta」を活用した統合ID管理基盤システムを導入しました。
Active Directoryをユーザーストアとし、マルチテナントでグローバルに利用できる環境を構築しています。また、10のアプリケーションとSSO連携を行っており、大規模な環境における認証基盤の構築事例です。
米菓などの製造販売を行う越後製菓では、クラウドサービスの追加導入に伴う管理負担とコスト増の課題を、「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント(BCDM)」の「SSO無制限」プラン導入により解決しました。
クラウドサービスのサイボウズを追加導入する際、既存のSSOサービスではコスト増が見込まれていました。そこでSSO無制限プランを採用し、複数サービスのログイン情報を一元化。結果としてユーザーの利便性が向上し、既存サービスと比較して年間約40万円のコスト増加を防いでいます。
電子・車載・医療などの分野向けに、電子機器や精密部品の組立・検査装置を手がけるソーリンクでは、取引先からのサプライチェーンセキュリティ強化の要請に応えるため、国産IDaaSの「Soliton OneGate」を導入しました。
以前利用していたIDaaSでは頻繁に再認証を求められる不具合が発生していましたが、デジタル証明書を用いた多要素認証へ切り替えたことで解消されました。また、3D CADなどの大容量データを扱うためリモートデスクトップを利用していますが、デジタル証明書による端末認証により安全に配慮した環境を構築しています。
リーズナブルな価格体系やサイバー保険の割引適用により、コスト圧縮も実現した事例です。
製造業における統合認証システムの導入は、IDやパスワード管理といった煩雑な業務の効率化にとどまりません。外部の協力会社や海外拠点を含めた、サプライチェーン全体のセキュリティを担保するために重要な取り組みです。
分断されたID環境によるリスクを低減し、安全な事業基盤を構築しましょう。
アカウントと生産性を守る
Withコロナ時代の
情報セキュリティ必須概念
クラウドサービスの普及やワークスタイルの変化によって、これからの情報セキュリティはシステマチックな運用が求められます。
アカウントのセキュリティを高めながら、運用者と利用者双方の利便性を高めるためには「統合認証基盤(統合認証システム)」の概念を理解しておかなければなりません。