公開日: |更新日:
WisePointとは、国内のITメーカーであるファルコンシステムコンサルティングが開発を手がける国産のシングルサインオン製品です。
自社専用のサーバーを用意した上でシステムを設置するオンプレミス型の統合認証システムで、複数のIDやパスワードを使い分ける工数を削減します。
| 開発国 | 国産 | |
|---|---|---|
| 統合ID管理 | SaaS連携 | 記載なし |
| AD連携 | 記載なし | |
| LDAPサーバ連携 | 〇 | |
| 社内ソフト連携 | 記載なし | |
| SSO | SAML対応 | 〇 |
| リバースプロキシ 代理認証 |
〇 | |
| サーバエージェント対応 | 記載なし | |
| クライアントエージェント対応 | 記載なし | |
| SaaS連携 | 〇 | |
| Webアプリ連携 | 〇 | |
| オンプレ C/Sアプリ連携 |
記載なし | |
| 認証 | FIDO認証 | 記載なし |
| OTP認証 | 〇 | |
| マトリックス認証 | 〇 | |
| クライアント証明書 | 記載なし | |
| 二経路認証 (スマホ認証) |
記載なし | |
| 統合Windows認証 | 〇 | |
| カスタマイズ対応 | 記載なし | |
| 導入実績 | 記載なし | |
| 価格 | 記載なし | |
ワイズポイントの統合ID管理に関する情報は、公式には記載されていませんでした。
WisePointは、Google WorkspaceやOffice365、SalesforceなどSAMLに対応したクラウドサービスへのSSOを可能にします。
パスワードそのものではなく、WisePointが認可した認証結果をクラウドサービス側へ渡しているため、パスワードが社外に流出する可能性を軽減することができます。
また、WisePointの認証結果のみをクラウドサービス側へ渡すためクラウドサービスのログイン画面を利用する必要がなく、したがってフィッシング攻撃などのセキュリティリスクを回避することもできます。
WisePointでは、IDやパスワードといった知識情報以外での認証も可能です。
具体的には、乱数表などを用いたワンタイムパスワードによる認証や、ハードウェアトークンなど所有情報に基づく認証など、アクセス要件に合わせて認証強度を変えることができます。
ファルコンシステムコンサルティング株式会社は、SSO製品であるワイズポイントの他にも、「DIGIPASS」と呼ばれるワンタイムパスワードトークンを用いた二要素認証製品であるVASCO製品の提供も行っています。
VASCOは全世界で1200以上の金融機関、また8000以上の企業への導入実績を持っています(2020年12月調査時点)。
アカウントと生産性を守る
Withコロナ時代の
情報セキュリティ必須概念
クラウドサービスの普及やワークスタイルの変化によって、これからの情報セキュリティはシステマチックな運用が求められます。
アカウントのセキュリティを高めながら、運用者と利用者双方の利便性を高めるためには「統合認証基盤(統合認証システム)」の概念を理解しておかなければなりません。