日本最大級の統合認証システム専門サイトIAM Solnavi
国内有数の統合認証システム情報集積地「IAM Solnavi」 » 統合認証基盤用語集 » OpenID Connect

OpenID Connect

公開日: |更新日:

OpenID Connectとは?

OpenID Connectは、OAuth 2.0プロトコルを基にした認証レイヤーで、エンドユーザーの身元を確認するための簡単かつ安全な方法を提供します。主にWebアプリケーション、モバイルアプリケーション、およびAPIの認証に使用され、ユーザーが異なるサービス間で同一のログイン情報を使用できるようにします。

OpenID Connectの動作原理

OpenID Connectは、OAuth 2.0の「認可フレームワーク」上に構築され、追加的に「IDトークン」と呼ばれるJWT (JSON Web Token)を導入しています。このIDトークンには、ユーザーの認証情報(誰であるか)に関する情報が含まれており、クライアント(アプリケーション)がエンドユーザーの身元を確認できるようになっています。プロセスは以下のように進みます:

OpenID Connectの利点

シームレスなユーザー体験: ユーザーは一度のログインで複数のサービスを利用できるようになります。 高いセキュリティ: IDトークンはデジタル署名されており、改ざんを防ぐことができます。 柔軟性と拡張性: さまざまなクライアントアプリケーションに容易に統合でき、カスタム認証フローをサポートします。

OpenID Connectの実装方法

OpenID Connectを実装するには、次のステップが含まれます:

OpenID Connectのバージョン

OpenID Connectは、現在「OpenID Connect Core 1.0」として広く採用されています。このバージョンは、広範なシナリオに対応するための機能と柔軟性を提供し、さまざまなタイプのクライアントアプリケーションに適用可能です。

OpenID Connectの課題と対策

OpenID Connectの導入は、認証プロセスの簡素化とセキュリティの向上をもたらしますが、実装の複雑さやプロバイダー依存性などの課題もあります。これらの課題に対処するためには、セキュリティベストプラクティスに従い、定期的なセキュリティ評価とアップデートが必要です。

まとめ

OpenID Connectは、現代のアプリケーションにおける認証の標準として広く採用されています。そのシンプルさ、セキュリティ、そして柔軟性により、開発者とユーザー双方にメリットを提供します。適切に実装されたOpenID Connectは、安全でシームレスなユーザー体験を実現し、デジタルアイデンティティの管理を改善します。

アカウントと生産性を守る
Withコロナ時代の
情報セキュリティ必須概念

   

クラウドサービスの普及やワークスタイルの変化によって、これからの情報セキュリティはシステマチックな運用が求められます。
 アカウントのセキュリティを高めながら、運用者と利用者双方の利便性を高めるためには「統合認証基盤(統合認証システム)」の概念を理解しておかなければなりません。

   

基礎概念と製品比較で知る
統合認証システムとは?

統合ID管理システムおすすめ製品・サービス SSO(シングルサインオン)おすすめ製品・サービス 多要素認証(二段階認証・二要素認証)おすすめ製品・サービス