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業務を遂行するうえで、各種ID管理は必須ともいえるものです。管理が甘いとセキュリティ上のリスクが大きくなってしまうため、注意しなければなりません。ここではID管理とは何か、どのような重要性があるのかについて解説していきます。
そもそもID管理とは何かというと、各種アカウント情報を管理することをいいます。例えば、管理者による各システムのアカウント情報の登録・変更・削除や、アクセス権限の付与といったものがID管理の基本です。
アカウント情報にはIDのほか、パスワードや社員番号、メールアドレス、役職、各種部署の情報、アカウントの作成日などさまざまな情報が含まれています。これらの情報が漏えいのリスクなく適切に管理されることは企業にとって必須ともいえるでしょう。
近年は業務にあたって複数のアプリケーションやサービスを利用することが増えてきました。そのため、各自で必要なIDを適切に管理することは欠かせません。仮に、企業の重要な情報にアクセスできるID情報が外部に漏れてしまった場合、情報漏えいのトラブルにつながってしまう可能性が高いでしょう。
ID管理ではこれら重要なアカウントの管理やパスワード変更といったものを自動化するなどして、適正かつ効率的にアカウントを管理していくことになります。
ID管理が適切に行えなかった場合、安全なシステム運営ができなくなってしまうことがあります。
コロナ禍をきっかけとして、リモートワークやクラウドサービスを利用することが増えてきました。これにより誰がいつどのシステムを使用しているのか把握しにくい状況になってしまうことも考えられます。
こういった状況は不正ログインを招きやすいので、万が一のトラブルを予防するためにもID管理は重要です。
正しいID管理には、アクセス権限の定期的な見直しが必要です。
例えば、退職によって該当の情報にアクセスできなくなる方から権限を奪うことなく放置してしまった場合、不正アクセスされてしまう可能性もゼロではありません。その本人が不正アクセスしたわけではなくても、アクセス権限のない人を放置することは望ましくありません。
場合によっては不正アクセスから悪意のある情報の改ざんにつながってしまうこともあるので、十分注意が必要です。
ID管理は、システムの誤操作を避けるうえでも重要です。
例えば、本来であればその従業員がアクセスできる範囲を超えたデータベースへのアクセスが可能な状態になっていたとします。すると、従業員は自身でも意図せずに機密情報にアクセスできてしまう可能性があり、そこで誤って操作してしまうと大きなトラブルにつながってしまう可能性が高いでしょう。
また、本来アクセスしようと思っていたのとは別の情報にアクセスしてしまい、そこで意図しない形で誤って更新してしまうミスもあり得ます。これは、ID管理がきちんと行われていないために起こるトラブルです。
誤操作ではなく、本来であればアクセスできないはずの情報にアクセスできる権限を悪用し、情報漏えいしてしまう従業員が現れることも考えられます。そういったトラブルを予防するためにもID管理を適切に行うことが重要です。
ID管理が適切にできていない場合は顧客の情報漏えいなどにつながってしまうリスクがあります。企業としての安全性や信頼性を維持していくためにも、ID管理に力を入れましょう。しかしID管理を手作業で行っていくのは大変なことです。ID管理に役立つシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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