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SSOは非常に便利なものではありますが、導入するのに高い費用がかかるようだと悩んでしまう方が多いのではないでしょうか。そこで、SSOの導入費用や運用にかかる費用、具体的な費用例などについて紹介します。
まず、SSOの導入費用についてです。おさえておきたいポイントを解説します。
企業によって差がありますが、1,000名程度の企業でSSOを導入しようと考えている場合、要件定義にかかる費用は100万円程度が相場です。
同様に1,000名程度の企業でSSOを導入する場合、サーバーの構築にかかる費用は2,000万円ほどです。
SSOサービスの多くは、初期費用について要問い合わせとしています。そのため、自社の場合は具体的にどの程度の費用がかかるのか知りたいと考えているのであれば、実際に問い合わせてみましょう。
導入のタイミング以外でも費用がかかります。運営費用は以下の通りです。
継続して費用がかかるのが、ライセンス費用です。相場は、1人当たり月額300~1,000円程度です。年間にして1人当たり5,000円~が相場となっています。
ただ、更新をする際も同様の金額がかかるのではなく、ライセンス価格の2割から3割程度で済むようなケースも多いです。
基本的に社員全員で利用する形となるため、社員の人数分のライセンス費用が必要になります。
実際にSSOを導入する場合、どの程度の費用がかかるのか、具体的なサービス名とともに紹介します。
AuthONEは、富士通ソフトウェアテクノロジーズが提供しているサービスです。アドオン型のSSOで、既存のシステム環境はそのままで、スムーズな導入が目指せるのが特徴です。費用については、以下の通りとなっています。
ユーザーライセンスは、利用ライセンス数によって費用が変わります。
(※税込)
必ず申し込みが必要な年間サポートサービスは、以下の費用がかかります。
(※税込)
その他サービスとして、コンサルティングからシステム構築まで行う導入支援サービスが個別見積もりで用意されています。
トラスト・ログインは、国産のクラウド型の統合認証基盤です。IIJ各種サービスへのSSO連携など、基本機能を利用するにあたり、初期費用や月額費用はかかりません。基本機能の中でID管理やアクセス制限、カスタムパスワードポリシーなど、さまざまな機能が使えます。
有料となるのは、オプション機能です。月額費用として外部サービス連携オプションと多要素認証オプションはそれぞれ110円(税込)/ID、統合Windows認証オプションと統合Windows認証マルチリージョンオプションはそれぞれ26,400円(税込)かかります。
アカウントと生産性を守る
Withコロナ時代の
情報セキュリティ必須概念
クラウドサービスの普及やワークスタイルの変化によって、これからの情報セキュリティはシステマチックな運用が求められます。
アカウントのセキュリティを高めながら、運用者と利用者双方の利便性を高めるためには「統合認証基盤(統合認証システム)」の概念を理解しておかなければなりません。